ウェットフードのメリットデメリット

ウェットキャットフードはペットフード協会の定義によれば、水分75%程度で品質保持のために殺菌工程を経ているフードです。
ではウェットキャットフードのメリットをご紹介します。

  1. 水分をたくさん含んでいること
  2. 猫は少ない水分でも生活できますが、その分腎臓に大きな負担をかけています。
    水分不足は腎臓病や尿路結石につながるのです。
    ウェットフードは日々の食事とともに猫に水分を取らせることができるので、水分不足対策にとても有効です。

  3. 猫の食いつきがよいこと
  4. ウェットキャットフードはドライキャットフードに比べて、風味もよく、食欲をそそる匂いもします。
    さらにウェットフードは少量を密閉してあるので、いつでも新鮮。
    味も豊富です。
    体調不良でドライキャットフードを食べてくれないときはウェットフードを与えてみるとよいでしょう。

  5. 長期保存が可能なこと
  6. 殺菌密閉容器に入っているウェットキャットフードは、開封しなければドライキャットフードより長持ちします。
    ただし一度開けてしまえば日持ちしません。
    冷蔵庫で保存し、1日以内に使い切りましょう。

  7. 高タンパク質、高脂肪、低炭水化物
  8. 猫は肉食なので、人間よりタンパク質や脂肪をたくさん必要としている一方、炭水化物はさほど  必要ありません。
    ウェットキャットフードはこの条件にぴったりです。
上記の結果のようにメリットも多いウェットフードですが、ウェットフードを猫の主食として与えている人はドライフード利用者に比べずっと少ないです。
ではウェットフードのデメリットはどんなところでしょうか。
  1. 一度開けてしまうと保存がきかないこと
  2. 未開封の状態では長持ちするウェットキャットフードですが、開けてしまえばすぐに腐ってしまいます。
    猫は少量を頻繁に食べるという性質があります。
    ウェットフードは放置しておけないため猫が食事を必要とする1日2~3回毎に、量を考えて与えなくてはなりません。
    また食べ残しがある場合は忘れずに廃棄する必要があります。

  3. 価格が高いこと
  4. ドライフードに比べ、1食当たりの食費が高いウェットフード。
    少量ずつの個包装ですから、頻繁に買いに行かなくてはならないのも負担です。
    また(1)でみたように保存がきかず、廃棄しなければならない場合があるのでキャットフードの無駄が発生しやすいのです。

  5. 総合栄養食ではないものも多いこと
  6. 総合栄養食ではないキャットフードだけでは猫に必要な栄養を摂取することができません。
    ウェットフードを与えるときは表示されている種類により注意を払う必要があります。
このようにウェットキャットフードはメリットも多い一方で、毎日の食事として猫に与えるには厳しいデメリットもあります。
ドライキャットフードとあわせて、うまく利用してください。