フードの種類と注意すべき原材料

ペットフード協会ではキャットフードの種類を総合栄養食、間食、その他の目的食の3種類に分けて説明しています。
ふつうの猫に毎日主食として与えるのは総合栄養食です。
この中には1日に猫が必要とする栄養素がバランスよく含まれています。
総合栄養食の表示があるキャットフードは栄養基準を満たすための試験に合格しているため、安心して猫の主食にすることができます。
さて総合栄養食としてのキャットフードにしてもたくさんの種類があります。
どうやって選んだらいいのでしょうか。

まず、含まれている肉の割合に注目してください。
キャットフードの中にはトウモロコシや大豆などの穀物をたくさん含んでいるものがあります。
猫は本来肉食動物ですから、動物性たんぱく質のほうが体になじみやすく、消化効率も良いのです。
穀物がまったくまざっていないキャットフードをグレインフリーフードといいます。
ただし穀物を混ぜた方がキャットフードの原材料が安く済むため、グレインフリーのキャットフードは高価になりがちです。

また肉といっても4Dミート(死んでしまったり、病気になった動物の肉)と呼ばれる肉を使っているキャットフードには注意してください。
原材料名としては家禽ミール、ミートミール、フィッシュミールなどの名前で登場します。
この表記は「肉を細かくしたもの」という意味で、肉の正体があいまいなため、4Dミートである可能性が非常に高いのです。

次にマグネシウムの料もチェックしてみてください。
マグネシウムには代謝の促進など大切な役割がありますが、猫はマグネシウムを大量に摂取すると尿路に結石が生じやすくなります。
AAFCO(米国飼料検査官協会)が定めている基準ではマグネシウムの最低摂取量は、子猫で0.08%以上、成猫で0.04%以上となっていますから、これをやや上回る数値が表記されているキャットフードを選ぶとよいでしょう。

また、尿路結石の原因となるリン酸アンモニウムマグネシウム(ストルバイト)は酸性の尿にはとけますが、アルカリ性の尿にはとけません。
動物性のたんぱくは尿を酸性にし、動物性たんぱく質は尿をアルカリ性にします。
このことからも、キャットフードは肉がメインのものを選んだ方がよいことがわかります。

添加物にも気を付けたいところです。
特にエトキシンという防腐剤には注意が必要です。
これは人間の食品添加物としては禁止されている添加物。
しかしキャットフードには150ppmの使用が許可されているのです。
表示義務がないため、使用していないことをはっきり公表しているキャットフードを選ぶことが大切です。