キャットフードの製造方法

ここではドライフードの製造方法を説明します。
キャットフードの製造はまず原材料をそろえるところから始まります。
日本におけるキャットフードの原材料は「ペットフードの表示に関する公正競争規約」で「新鮮」もしくは「適正な方法で保存されているもの」と定義されています。
またアメリカのペットフードに有害物質が含まれていたという事件を受け、平成21年から日本でも愛玩動物用飼料の安全性確保に関する法律(ペットフード安全法)が施行されました。
これによって、今まで規制のなかったペットフードの安全基準が明確に規定され、原材料の製造、輸入業者の登録が義務付けられるようになりました。

安全な原材料をそろえたら、これを最適な割合で配合します。
最近ではコンピュータを駆使して正確な量を測り、均一な品櫃を保つ努力がなされています。
量りとられた原材料をよく混ぜ合わせ、均一な生地を作ります。
次に成型・加熱処理をします。
ここではエクストルーダーとよばれる機械を使います。
加熱時の温度は115~135℃とかなりの高温です。
原材料の種類によってはもっと高い温度で加熱することもあります。
高温での過熱により原材料の微生物を排除し、殺菌することができるのです。
(ウェットタイプ、ドライタイプにかぎらず、ペットフードは必ず加熱処理をします。
それが家畜用飼料との違いと言えます)。
生地はこうして熱処理されながら圧力をかけられ、私たちが目にするキャットフードの形に成形されます。
この過程を押出成型といいます。
次にくる課程は乾燥です。
自然乾燥ではなく、大型の乾燥機でこれまた熱を加えて乾燥させます。
熱を加えて乾燥させることで水分を飛ばし、ちょうどよい硬さになり、長持ちするようになるのです。
乾燥させたキャットフードを冷却した後は、油分や風味などを添加し、味、栄養バランスを整えます。
最後に一袋ずつの量を計量し、袋詰めにした後、賞味期限を印刷。
出荷するのです。

ペットフード安全法ではこれらのキャットフードの製造過程を管理し、流通後問題があった場合にも即対応できるようトレーサビリティの確保を図っています。
トレーサビリティとはペットフードの原材料→生産→流通の流れを追跡できるようにすることです。
それぞれの過程を記録、保管することがペットフード安全法で義務付けられています。
またそれぞれのペットフード会社では栄養成分のチェックや異物混入の検査など独自の厳しい基準をもってキャットフードの製造にあたっています。