キャットフードの与え方の基本

猫は一度にたくさんの食事をとることができません。
よって一日に必要な量のキャットフードを複数回に分けて与えるのが好ましいといわれています。

頻繁にキャットフードを与える機会が取れない忙しい人の中にはドライフードを置き餌としておいておき、猫が食べたいときに食べられるようにしている人もいます。
たしかにドライフードは腐敗しにくいのが特徴です。
しかしそれでも袋から出した瞬間から風味が落ちてきます。
また猫が口をつけた部分からは雑菌が繁殖していきますので、食べかけのフードを長時間放置するのは良いことではありません。

置き餌にはフードの劣化とは別の問題点もあります。
猫にだらだら食いの習慣をつけてしまうという点です。
いつでもどこでもご飯が食べられるということになれば、肥満や食欲不振の原因にもなりかねません。
一方で空腹の時間が長すぎると嘔吐したり、必要以上に体に脂肪をため込んでしまい、これも肥満の原因となります。

キャットフードを与える回数は朝、夕の二回以上(子猫の場合は一日に三、四回)が理想的です。
忙しく、どうしても置き餌が必要な場合はドライフードを少量ずつ出して置き、日に何度か取り替えるという方法を取ってください。
食べ残しがない量を見極めてあげるのが理想ですが、仮に残してしまっても新しい餌を与えるときは継ぎ足さず、残した分のキャットフードは破棄してください。

またキャットフードを与える時間はなるべく守るようにし、キャットフードを与える場所もきちんと定めておきましょう。
定時定位置でキャットフードを与えることで、猫は食事の時間が来るとキャットフードがもらえる場所で待機するようになります。

与えるべきキャットフードの量は、猫の成長過程によってかなり差があります。
特に子猫が必要とするエネルギー量は、生後何週目か、体重はどの程度かによって、細かく算出されています。
キャットフードのパッケージには年齢別、体重別の給餌量が表示されているので、これを一日の食事回数で割って、一回分の給餌量を決めましょう。


猫に必要なエネルギー量

子猫の週令  kcal/体重(kg)
10週       250
20週       130
30週       100
40週       80

50週以上の成猫の場合

不活発       70
活発        80
妊娠期      100

とはいえ年齢、体重だけがキャットフードの量を決めるのではありません。
活動量が多い猫、あまり動かない猫では必要なエネルギー量が変わってきます。
夏場の暑い盛りは人間と同じで食事の量が減りますし、気候の良い春秋、カロリーを必要とする冬場はたくさんのご飯をほしがります。
あまり厳密に考えると大変ですが、要は猫の個体差、日々の変化に注意してキャットフードを与えていくことが大切なのです。